改訂:2019.5.30、掲載:2019.5.25

 

金沢道会「三溪園 新緑の大茶会(会員行事)

 令和元年5月12日(日)、新緑の美しい三渓園の鶴翔閣に於いて、主催:横浜ポートヒルライオンズクラブ、共催:金沢茶道会の新緑の大茶会が開催されました。

 

 長沼宗房席では、床には円覚別峰老師筆「萬々歳」と徳利花入、御園棚に舟形染付の水指、敬典作の富士釜を掛けて、鵬雲斎大宗匠在判の流水蒔絵薄器、お茶碗は覚入造、大宗匠作の茶杓で銘は可楽。この立礼席からの木々の緑が美しく、只々感激しました。 


 

 田宮宗初席では、床には三玄院大眞老師筆「一」と七官青磁唐草花入、敬典造の風炉釜、水指は九谷染付、住吉蒔絵平棗(なつめ)、茶碗は黒楽で銘吉祥、お菓子は石葉の宴で富貴製、抹茶は一の白、莨(たばこ)盆は伊勢神宮御神木で、火入は出雲、莨入は竹根。


 

 薄井宗江席は、床掛物は大徳寺碩應筆「清流無間断」、扇棚、水指は染付腰捻丸紋、薄器は更船大棗、茶碗は黒不二絵で兼中斎箱、茶杓の銘は瑞雲、菓子はさかくら製の薫風、抹茶は峰の白、莨盆は即中斎好鱗透櫛形で、火入は雲犬。


 

 体験コーナーは初めて香煎席に致しました。笑窪(えくぼ)万頭にぎょくろえんの「あられ」、爽やかな香りを楽しんで頂きました。