平成30年10月14日(日)、旧伊藤博文金沢別邸において、金沢茶道会「茶会」を催しました。
伊藤博文ご夫妻の写真にお茶をお供えして、席主・大澤宗徳先生の優しいお人柄らしい取り合わせでお客様をお迎えいたしました。
床には円覚寺の足立大進筆「松無古今色」の軸を掛け、把綿花入れに季節の花を生け、宝珠形独楽香合を飾りました。朝鮮切合の風炉に真形霰釜をのせ、江戸千家好み花月棚に朝鮮唐津水指がしっくりあっていました。
不昧公好みの大菊蒔絵棗から老松という銘の茶杓で汲まれた香高いお茶が点てられて、お客様に喜ばれました。さかくら製の主菓子「紅葉」もまだ時節に合わせて赤に緑色を残してありました。
これからも幸せの感じられるお茶会を催していきたいと思います。