平成29年9月8日(金)、参加者26名で、文化協会主催の美術鑑賞バスツアーは山梨県に出かけた。心配の空模様は、目的地に着いた頃にはまぶしいほどの青空。周囲の山々の緑も映えて輝いていた。
この日は「山梨県立美術館」が所蔵するミレーの11作品すべてを鑑賞できる日で、「皆さま幸運ですね」と喜ばせてくれたのは、解説をお願いした学芸員。『落ち穂拾い、夏』の宗教的な意味合いを感じ取ることの大切さや、『種まく人』の躍動感がどこから生まれてくるのかなどの解説で、名画がより味わい深いものになった。
昼食は、ボリュームたっぷりの甲州名物「ほうとう」。
続いて訪れた「早川園」で味わったシャインマスカットやピオーネなど数種類のぶどう、自分で刈り取ったデラウエアは食後のデザートにぴったり。
さらに横浜で唯一の大名であり、金沢に陣屋を構えた米倉氏のルーツである「米倉」の地を訪ね、金沢の歴史の一端を学んだ。
車中では、当協会の深津事務局長の語りで、山梨県の日本一や県名の由来などを知ることができた。
この日は「芸術、食欲、学びの秋」にふさわしい一日となった。