平成29年6月20日(火)、文化協会の茶道部門に属する門間宗映会員とその社中が歴史の時間に並木第1小学校に出向き、6年生2クラスの生徒さんを対象に茶道体験教室を開催しました。
集まった生徒さんに対して、最初に痺れない座り方を、そして痺れたら痺れの直し方を教授しました。
次に、茶道の歴史の話に入りました。
奈良時代に遣唐使や中国から日本へやって来た僧侶たちによってお茶を飲む風習が初めて日本にもたらされました。
平安時代に入り中国へ修行に行った比叡山の最澄、京都府高山寺の栄西がお茶の種を持ち帰って高山寺に蒔いたのが日本におけるお茶の木栽培の最初です。
足利時代に入ると武家・商人の間でもお茶を飲む風習が広がります。千利休が侘茶を完成させて今に至り、400年以上も茶道が受け継がれております。千利休の子供3人がそれぞれ裏千家、表千家、武者小路千家を継承しました。
そしていよいよお茶の作法です。生徒さんにはお菓子の戴き方、抹茶の飲み方、そしてお茶の点て方(希望者)を教授し、実際に体験してもらいました。
今から15年前に並木第1小学校の敷地内に並木北コミュニティハウスが開設され、2間続きの和室と初心者用のお茶道具が揃えられました。それを機会に、並木第1小学校6年生を対象に毎年出前教室を持たせて頂いています。また、文化祭でもお茶会を開かせて頂いたこともありました。