木々の緑も眩しい平成29年5月20日(土)、由緒ある瀬戸神社で今年も居合道奉納演武が執り行なわれました。ひとりでも多くの方に見ていただこうとスタートした演武会も今年で発足15周年となりました。「心身を練磨し礼を重んじる居合道の精神を青少年にも伝えていきたい」と主催の実行委員会代表で夢想神傳流第廿世正傳である高田學道先生は語ります。小学生剣士から長老そして、フィンランド、ブルガリアの剣士たち、10流派77名の剣士が一同に修練を披露する境内は多くの見学者で埋まりました。
居合道の歴史は約450年前の室町時代に始まり、心、姿勢、技のもと不意の攻撃に即座に応じ、刀を抜いた時にはすでに相手を制している“鞘ばなれの一刀”で勝負を決める日本古来の剣技です。剣士たちの見事な演武に、会場は凛とした緊張感が張りつめ、来場者からは「気合いと迫力に武士道のパワーをもらった」など感激の声が上がりました。